ピアノが好きな先生のブログ

カテゴリー: 音楽

最近読んだドキッとした本

みなさんは、スズキメソッドを知っていますか?

バイオリンを練習している人にとって、一度はきいたことがあるかもしれません。スズキメソッドというのは、バイオリニスト鈴木鎮一氏が考案した、バイオリンの教育法です。

今回、縁があって、愛に生きるという本を読ませていただきました。

この本、もし自分の子どもに何か習い事をさせている方や指導者の方は一読すると良いかもしれません。

なぜなら、才能のある人だ!すごい才能をもつ子だ!と思う子でも、必ずやっていることがあるはずです。

それは、練習です。

でも、それと同じくらい大事なのは、それを取り巻く環境ではないかと思います。

子どもとどのようにかかわり、環境を整えていくべきか、本を読みながら考えさせられました。

私の息子もピアノを習わせているのですが、私と同じ弾き方になってしまいます。

良いところも悪いところも、練習の仕方や弾き方の癖なども。

そう、怖いくらいに。

自分自身もレベルアップせねば!

旅立ちの日にを感動的に弾く方法

私の周りでも、高校の卒業式が終わり、中学の卒業式が終わりました。

今度は、小学校で卒業式があります。

こんな時、よく歌われるのが「旅立ちの日に」という曲がよく歌われます。

この曲、ただ弾くのはそこまで難しい曲ではないです。

ただし、感動するように弾くのは難しい。

結論を言うと、強弱をしっかりつけると感動的に聞こえます。

具体的にいうと、初めの前奏は優しくしっとりと。だれかが、何か言葉を呼びかけるように弾くときれいに聞こえます。

四分音符の刻みは、歩んでいく感じに。どんな道かはわかりませんが、未来に向かって歩いていくような感じ。

盛り上がる終盤は、ただ、強く弾くだけでは、思いは伝わりません。別れの時=かなしみではなく、これからの未来に希望を見出すようなイメージで弾くといいです。

最後、前奏と同じメロディーがやってきます。

ただ、小さく弾けばよいではありません。

繊細に、しっとりと、まるでガラスのようなキラキラとした宝石のような未来となるように、語りかけるように弾くといいです。

ここまで読まれて、そんなこと言われても無理。

とか、

何を言っているのかわからない。

と思われるかもしれません。

でも、音楽には1曲1曲に思いや願い、時代背景や世界観などを投影しています。

だから、どうやって弾いたら良いのか、どんな音色で奏でたら良いのかを考えたり、上手い人の演奏をYOUTUBEなどで聴いてみるのもおすすめです。

ただ、強く・弱く・盛り上がって・落ち着いてとかではなく、想像すること。

長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

健闘を祈ります!

それではまた♪

ピアノの間違った練習方法その2

昨日の経験談では、速く弾くこと=上手に弾くこと

ではない

ことを書きました。

練習のときにゆっくり練習することの他に、大事なことがあります。

それは、部分ごとに弾くこと。

どうしても、上手になってくると通し練習ばかりやりたくなってしまいます。

なんとなく通して、もう一回通して、なんとか弾けたからもう一回・・・

そんな練習はあまり意味はありません。

(と言いながら、私はそんなふうにやっていたことがあります)

じゃあどうするか?

弾けないところだけ、取り出して練習すると良いです。

何当たり前のことを・・・

と言われそうですが、意外とやっていない人が多い。

例えば、ブルグミュラーのアラベスクの2番。はじめの右手のパッセージがあります。

ラシドシラ ラシドレミ・・・

弾けないところだけ取り出してやってみます。

ラシドシラが弾けなかったら、ゆっくり練習したり、リズムを変えて

ラーシドーシラーとか ラシードシーラーとか 

全部スタッカートにしたり

いろいろなパターンで取り出したところを練習できるともっと上手になります。

私ももっとピアノがうまくなりたいので、

みなさんと一緒にレベルアップできれば幸いです。

それではまた。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

ピアノの間違った練習方法

今日は私の体験談を書いてみたいと思います。

私は、昔から速く弾けること=上手

という間違った概念を持っていました。

だから、練習でもとにかく速く、本番でも速く弾くことが大事だし、

周りにすごいと言ってもらえる。そう思っていました。

ところが、いろいろな練習方法に触れたり、当時習っていた先生に教わったりしているうちに、間違いであることがわかりました。

しゃあ、どのように練習すればよいのか。

速さをゆっくり練習をすれば良いです。

もっと詳しく言うと、

分解できれば上達する速さは早くなっていきます。

メトロノームに合わせて、右手だけ、左手だけ、その小節だけ。

いきなりプロのレベルに。なんてうまい話はありません。

でも、着実にうまくなっていきます。あとはもう一つ。

それは明日書きたいと思います。

今日も読んでくださりありがとうございました。