研究紀要の時期になってきました。

私は、初任の時にどういうものなのかわからず、すごく苦労した思い出があります。

「明日、紀要提出だけど、まだできてないの!?」

と言われ、今更

「どうやって書くんですか?」

とも聞けず・・・

そこで、今日はざっくりと研究紀要の考え方について書きたいと思います。

研究紀要とは、自分が行った研究授業の振り返りです。

簡単に言うと、自分の授業の手立てが○だったか×だったかを振り返ります。

例えば、小学校2年算数 長さの単位 という学習で

単位が見えやすいように 大型テレビに映すという手立てを取ったとします。

それが、子どもたちに有効だったのか、

それともあまり意味がなく、別の方法の方が良かったのかというのを検証します。

私の学校では、考えを持つ過程と、学びを深める過程の二つの手立てについて振り返りました。

ここで、ポイントになるのが 「授業したら、結果をできるだけ早くメモする」ということです。

もし、1学期に授業したのであれば、すでに半年ぐらい経っているパターンも考えられます。

人は忘れる生き物です。

パソコン・紙・iPadなんでもかまいません。とにかく記録して取っておくことをおすすめします。

どういうことが○でどこが△だったのか。

どうして○・△だったのか。(△はどうしたら○になるのか?)を書けると良いです。

それでも、いまいちピンとこないかもしれません。

でも、料理に例えるととてもわかりやすいです。

あなたが、特別なカレーを作りたいと思って、隠し味(手立て)を入れたとします。

うまいカレー →どこが、どううまいのか? どうしてうまく行ったのか?

        スパイス(手立て)が有効だった?

        入れるタイミングがよかった?

        カレー(子どもたちの実態)に合っていた?

まずいカレー →どこが、どううまくいかなかったのか? どうしてうまくいかなかったか?

        野菜を炒め過ぎた(発問が多過ぎた?)

        焦げてしまった?(発問のタイミングが良くなかった?)

        甘すぎる・くどすぎる(子どもたちの実態にあっていない)

などと考えてみると、面白いかもしれません。

長文駄文となりましたが、研究紀要で困っている方のお力になれば幸いです。

今日も読んでくださりありがとうございました。